※本記事は、原則全文書き起こしとなりますが、イベントや話者の意図が一層伝わるように、一部(事務連絡、言い淀み、繰り返しなど)編集を加えております。 ※記事内の肩書などは、イベント当時のものとなります。
津南町 観光地域づくり課 池田 氏(以下、津南町 池田):津南町役場 観光地域づくり課の池田と申します。よろしくお願いします。当町は「つなんブランドによる持続可能なまちづくりへ」をテーマに進めさせていただきました。
津南町 池田:はじめに、津南町の概要になります。当町は、新潟県の南端に位置し、長野県との県境に位置しております。人口は8,000人台の小規模自治体です。街に流れる信濃川及びその支流によって、日本最大規模とされる九段の河岸段丘が形成されています。本町一帯一体では、河岸段丘を利用し、先史時代から人々が知恵と工夫を凝らし、生活を営み文化を築いてきました。
津南町 池田:当町が誇る資源を紹介します。当町は、日本有数の豪雪地帯であり、特別豪雪地域に指定されております。
この雪は長い年月をかけて豊富な湧き水となります。国土交通省が認定する水の里百選に指定されていること。環境省選定の全国名水百選に認定された、竜ヶ窪の水、またファミリーマート様で販売されている苗場山系の水など、水は当町が誇る資源の一つとなっております。
次に津南町の基幹産業である農業です。雪下人参、スイートコーン、コシヒカリをはじめ、稲作、畑作、園芸作物、畜産物の複合経営を行っていることも、まちの特徴の一つとなります。
そして観光資源です。津南町は四季を五感ではっきりと感じることができ、季節によって変化する自然風景が一番の魅力です。
津南町 池田:津南町は先ほど紹介した誇るべき素材を多く保有する一方で、統一的なプロモーションや周知活動が不十分であることが大きな課題です。「○○といえば津南」となるように、他地域との差別化を図っていく必要を感じておりました。
この課題を解決していくために、企業の皆様のお力を借りて、つなんブランドに沿った商品開発と、地場産商品の販路拡大を中心に協働していければと考えております。
津南町 池田:先の課題解決に向けて、当初こちらが想定していた以上の企業様からご興味を持っていただき、13社様と面談をさせていただきました。中には当町まで足を運んでいただいた企業様もあり、企業様の持つスキルや熱量などを感じさせていただきました。私としては、立地条件などで考えれば、他に比べて弱い当町において、企業進出を主軸に持っていくのではなく、まずは地域課題解決に向けて企業様と関係性をつくり、協働できる下地を作っていきたいという思いが元々ありましたので、今回のチャレンジ新潟の目的と合致していた点が非常に良かったと思っております。
津南町 池田:面談を行う中で、地域の特産品を使ったスイーツ開発支援や、地域内外の学生と連携し、国内外向けに産学官館連携による、まちの認知向上推進の取り組みなど、当初こちらで設定していた課題に対する提案のほか、まち空き家バンク制度の官民連携による課題解決などもご提案いただきました。
また一つの企業でも面談を重ねることで、こんなことができるかもといったように、当初いただいていたご提案から、さらに発展的なご相談もすることができました。次年度以降で事業化できるように、現在も複数社と打ち合わせを継続しているところです。
また、直接町内事業者へおつなぎできるようなご提案などもあり、スモールスタートから町街と事業を共創することを目指せるといいかなと考えております。
また地域について自分たちが当たり前に感じていることも、企業の皆様から、魅力的な素材が多い、地域資源が豊富などと感じていただき、我々にとっても気づきや再発見につながりました。
最後に、企業様と自治体それぞれWin-Winになるように、一方的なお話にならないようにし、お互い信頼関係が成り立ち、事業協働ゆくゆくは進出へつながっていければと思っております。以上で、津南町の報告を終わります。ご清聴ありがとうございました。
Publink 栫井:これといったものがないと仰っていましたが、私が今飲んでる津南の天然水、コンビニで見かけられた方も多いんじゃないかなというふうに思います。
ではここから企業さんのプレゼンのパートになります。引き続きよろしくお願いいたします。いずれも官民連携について非常に熱心に取り組まれている企業さんたちで魅力的です。
これを聞かれている市町村はもちろん、企業さん同士でも、こういう企業さんいるんだと、ぜひ知っていただけるとありがたいです。では、Hajimari様よろしくお願いいたします。